こんにちは!寺子屋スマイルのこうちゃんです。
11月17日(水)は「マチツナガルあかり食堂」にてカフェ会の講師をしてきました。
今回のテーマは「小学校の学び準備講座」です。
小学生になる時期(4歳~9歳)くらいの子どもたちの発達について学びながら、
ご家庭でできる具体的な遊びや学びの方法についてお話してきました。
運動について
「スキャモンの発達・発育曲線」によると、
4歳から6歳くらいで「神経系」は急速に成長し、
9歳ごろにはほぼ大人と同じところまで完成します。
急速に神経が発達するこの時期に、「ボディイメージ」や「身のこなし」を身につけることが大切です。
筋力や持久力とは違う、「ボディイメージ」や「身のこなし」の能力のことを「運動コントロール力」といいます。
この「運動コントロール力」を育てるためには「外遊び」がとってもいいんです。
学習について
小学校に進学すると「国語」「算数」などの教科を学習しはじめます。
その中でも大切なのが「国語」、特に「言葉の力・数」です。
たくさんの言葉をつかえるようになることで、その後の表現力や理解力につながります。
言葉の数を増やすには「親子の会話」が欠かせません。
心について
小学生の心というのはとても繊細です。
つらいこと・悲しいことがあったときに、それを跳ね返すだけの経験や知識を持っていないので、
周りの大人が上手にサポートしてあげたり、気づいてあげたりすることが重要です。
小学校入学前は「わたしは・ぼくは、なんでもできる!」という有能感を持っていたのに、
小学校に進学したあとに「わたし・ぼくにも、できないことがある」ということに気づき、
劣等感を感じることがあります。生まれて初めての劣等感です。
しかも、集団生活の中でできないことがあると、周りの子から冷やかしの対象になってしまうこともあります。
いま、日本国内の小学1年生~高校3年生の中で、いじめの認知件数が最も多い学年をご存じですか?
小学2年生
です。
学校でのストレスを上手にコントロールできない子どもたちが、お友だちを傷つけてしまうことがあるんです。
こういった子どもたちの発達や置かれている環境をよく知ったうえで、
わたしたち大人が上手に子どもと向き合っていけるといいですね。
今後も今回のテーマを含めた様々な内容で講演していきたいと考えています。
PTAの勉強会、自治会のセミナー、子育てサークルでのお話会など、
読んでいただけたら嬉しいです。
パパたちのご参加もお待ちしています!!
カフェ会参加者の中で出た一つの結論は…子育てには、やっぱりパパの関わりも大事だよね…でした。